【商品名】
二枚貝用 微粒子人工飼料 M-1(エムワン) 小分け15g
【商品説明】
日本農産工業株式会社と田崎真珠株式会社が共同開発した、稚貝から成貝まで幅広く使える二枚貝用の微粒子配合飼料です。
アコヤガイ・シロチョウガイなど真珠貝類の種苗生産向けに研究開発された飼料をベースに、田崎真珠の独自ノウハウを加えて製品化されています。
【特徴】
・濾過食性の二枚貝が食べやすい平均粒径10~15μm
・栄養価が高く稚貝の育成に最適
・水に混ぜて撒くだけの簡単給餌
・長期保存が可能で管理の手間を大幅軽減
・種苗生産コストの削減にも効果的
田崎真珠海洋生物研究所では、アコヤガイ・シロチョウガイの稚貝〜親貝の育成にすでに広く活用されており、
アサリ・ハマグリ・イタヤガイ・イワガキ・タイラギなどの食用二枚貝でも高い効果が確認されています。
【餌料効果】
M-1は1gで約300億細胞の浮遊珪藻(キートセラス)に匹敵する高い餌料価値があります。
従来のように大量の微細藻類を培養する必要がなく、餌の確保が容易になります。
【使用例】
・二枚貝の稚貝〜成貝・親貝の育成
・アコヤガイ、シロチョウガイ、アサリ、イシガイ、ドブガイ など
・単独給餌でもOK
・微細藻類との併用でさらに成長率が向上
【使用方法】
飼育水の一部を容器に取り、M-1をよく混ぜて懸濁させてから水槽へ戻してください。
水が2〜3時間で透明に戻る程度が適量の目安です。
【内容量】
小分け15g
【梱包】
密封袋に小分けしてお届けします。
二枚貝料「M-1」Q&A
Q1:M-1の単独給餌と珪藻の併用はどちらが良いのですか?
A1:これまでの飼育結果によると、ハマグリでは「M-1」単独給餌で良好な成績も収めておりますが、一般的に珪藻との併用の方がより適切であると判断されます。
未だ、二枚貝の栄養要求については未知の部分も多く、珪藻には未解明の餌料効果や水質維持効果もあると考えられることから、よりよい飼育結果を期待するならば、併用して頂く方が無難だと言えます。
Q2:M-1にはEPA・DHAは含まれていますか?また、貝類にはEPA・DHA等は必要なので
すか?
A 2:M-1には、種々の原料由来のEPA及びDHAを含んでおります。貝類にはこれらの高度不飽和脂肪酸が必須であると考えられます。餌料として利用される有用
微細薬類の中で、二枚貝用に使用されているものは、キートセロス・カルシトラシス、キートセロス・グラシリス、パブロバ・ルテリ、イソクリシス・ガルバナ等です。量的差異はありますが、そのいずれにもEPAやDHAが含まれています。その含量が多いパブロバ・ルテリが、細胞壁が薄くて消化されやすい面もあり、二枚貝用料としては最も餌料価値が高いと言われています。
Q3:M-1の原料は何ですか?海草等は含まれていますか?
A 3:配合料は使用原材料がノウハウの大部分であるので、企業秘密ですが基本的に
海藻粉末は使用しておりません。
Q4 :給餌にあたり注意事項は?
A 4:一度に過剰に給しない事、水質悪化に注意すること、また餌の多くが流れて無駄にならないよう換水率を最適化することなどです。また、間給餌では、給餌してから飼育水がクリアになるまでの時間も目安になるでしょう。
Q5:M-1を給餌するにあたり、沈殿し、水を汚すことは無いのですか?
A 5: 二枚貝の摂量は、発育ステージ、水温、溶存酸素量、換水率、飼育密度、健康状態(活性)など様々な条件によって変動します。飼育貝が濾過摂取可能な量を超えて給餌された場合には、その一部が沈殿して、水質を悪化させ、それが度を超えた場合には斃死することもあり得ます。また、培養藻類も同様ですが、餌飼料をあまりにも過剰に給餌しすぎると、摂餌をストップしてしまいます。培養藻類は生きている餌料ですので、水質を悪化させることはありませんが、M-1のような栄養価の高い配合飼料では、排泄物による汚染負荷も高いと考えられ、注意して使用することが必要です。
Q6:M-1の浮遊時間は微細藻類と比較してどれくらい違いますか?
A 6:M-1は二枚貝が摂しやすい微粒子サイズであり、その結果としてある程度の浮遊力を備えていますが、粒子ザイズには中がありますので、大型粒子ほど沈降しやすい傾向があります。微細藻類との比較はしていませんが、水槽内の水流方向(アップウエリングかダウンウエリングか)や水流の強さ、ブロアの強さや設置場所、貝の摂餌活性に合わせた給餌量等を工夫すれば、問題はないと考えます。
Q7:M-1の使用方法は?1日何回?使用量は?(0.4から0.6%になっていますが?
単独給餌のデータに0.25%もありますが)
A7:給餌については、間欠給餌でも、連続給餌でも大丈夫です。しかし一度に大量に給与すると擬糞として排泄されて摂取されないか、場合によっては摂餌をストップしてしまうこともありますので、最低でも3回/日に分けて給餌して頂くのが適切かと判断します。
M-1には防腐剤的なものは一切添加していませんので、サイフォン等によって長時間連続給餌する場合には、M-1の懸濁液を防腐の目的で保冷するなどの工夫が必要です。
因みに、田崎真珠のアコヤ貝種苗生産では、培養珪藻は1日に20時間に渡ってサイフォンで自動給餌し、M-1は日中のみ5回に分けて間大給餌して、よい成績を出しています。
また給率については、85の答えにも述べたとおり、二枚貝の摂は様々な条件で変動しますので、0.4~0.6%や0.25%等の数字はあくまでも目安・参考と考え、貝の摂餌状態や水質の状態から適宜最適化するべきであると理解して下さい。
Q8:貝の使用サイズは3mm以上とありますが1mmサイズでは使用できないのですか?
A8:二枚貝の摂餌生態は幼生から成まであまり変わりません。幼生育は止水が微流水で行われるため、その餌料は生きた培養薬類でないと水質が悪化して問題となります。アサリなどでは着底期から 1mmサイズまで稚貝段階、1mm から6~8mmまでを中間育成段階を称し、各々育方式が異なります。飼育環境に問題が生じない状況ならば、1~3mmのサイズの稚貝に M-1を使用することは可能であると思います。田崎真珠では 1mmサイズのアコヤ稚貝にM-1を給餌する試みをすでに始めており、うまく使えば問題はなさそうです。ただし、あくまでも飼育環境等他の条件との兼ね合いの結果であると考えます。貝のサイズを3mm以上とお勧めするのは、様々な条件下でM-1が使用されることを想定して、安全を見込んだ目安です。それ以下のザイズへの使用を積極的にお勧めもしませんし、また禁止するものでもないことをご理解下さい。